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7/20 朝鮮半島有事の邦人救出態勢を整えよ! 

 2010-07-20


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JB PRESS 07.20 「テロ多発の独裁政権末期、北朝鮮に備えよ」より一部転載)

2010.07.20(Tue) 織田 邦男




 朝鮮半島は今後不安定な情勢を迎えることが予想される。朝鮮半島情勢は日本の安全保障に直結している。我が国はこれまでのようには安穏としていられない。だが果たして我が国に不測事態の備えと覚悟はあるのだろうか。



 例えば在韓邦人保護の問題がある。朝鮮半島には3万人に及ぶ在韓邦人がいる。万が一朝鮮半島で事が起きた場合、日本政府は半島に取り残された邦人をどう救出するのか。

 国民の生命を守るのは国家の責務である。邦人が海外で苦境に陥った場合、最後の手段として軍隊を派遣してまで救出しようとするのは諸外国では常識である。だが日本の現行法制では、自衛隊は「邦人輸送」はできても「邦人救出」はできない。



■北朝鮮有事なら、世界から日本へ期待が集まる



 最悪の場合、成す術を持たず、外国軍隊に日本人も助けてくださいとお願いするしかないのが実情である。

 日本は朝鮮半島に最も近い先進国である。本来なら日本人のみならず多くの外国人の緊急脱出を支援または実施しなければならない立場にある。

 まさに国際貢献として主体的に救出活動を実施する責務がある。ところが外国人はおろか日本人さえも救出できないようでは、日本は世界の笑い者、世界の嫌われ者、そしてついには世界の孤児にさえなってしまう恐れさえある。



 過去、緊急の国外脱出を迫られた時が何度かあった。幸い事なきを得たが、そのたびに日本だけ救援機が来てくれなかったと在外邦人は不満の声を上げている。

 1985年のイラン・イラク戦争時、イランは上空を飛行する航空機は撃墜すると宣言。テヘランに邦人216人が残され一刻も早い脱出が求められた。日本政府は民間航空会社に臨時便の要請をしたが、労働組合により拒絶された。



■痛い目に遭った過去の経験に何も学ばない日本



 この時は幸い、親日のトルコ政府が派遣した勇気あるトルコ航空によって救出された。1870年にトルコの軍艦エルトゥールル号が和歌山沖で遭難した時、献身的な救助活動をしてくれた日本人への恩返しというトルコ人の善意に助けられたのだ。

 1997年、カンボジアにおいて軍が衝突、銃撃戦になった。この時は440人の邦人がタイ軍用機により救出された。

 1998年、インドネシアで暴動が発生。5000人近い邦人は日本政府がチャーターした民間航空機により国外に退避できた。



 これまでは幸運に恵まれたが、今後とも幸運が続くとは限らない。幸運に期待するだけでは安全保障政策とは言えない。

 在外邦人救出については、これまで最悪の事態を免れてきたため、国民の関心は薄い。だが、こういう棄民とも言える態勢の不備を見て見ぬ振りをしておきながら、事が起きた場合、なぜ政府は我々を見捨てるのかと嘆くようでは無責任すぎる。



■幸運に期待するのは政策とは呼ばない



 自衛隊は国民を救うためなら、いつでもどこでも出動できる能力と意思は持っている。だが現行法制上、それはできない。自衛隊法にあるのは「在外邦人等の輸送」の条文である。



 「防衛大臣は、外務大臣から外国における災害、騒乱その他の緊急事態に際して生命又は身体の保護を要する邦人の輸送の依頼があつた場合において、当該輸送の安全について外務大臣と協議し、これが確保されていると認めるときは、当該邦人の輸送を行うことができる」とある。



 これで分かるように「安全が確保できない」状況では自衛隊を派遣できない。

 この法律は完全な自家撞着である。安全が確保されないから自衛隊が行くべきなのであり、安全が確保されているなら日本航空か全日空にお願いすればいい。

 イラン・イラク戦争の時、労働組合の反対により民間航空機の派遣は拒否されたではないか。これでは危険な地域に取り残された日本人を救うことができない。



■明らかな論理矛盾をなぜ解消しないのか



 朝鮮半島で事が起きたら、恐らく日本政府は在韓邦人を米軍の航空機や艦艇に乗せてもらうよう米政府にお願いすることになるだろう。

 ただ米軍は米国民を優先するのが当然であり、日本人は後回しになるのは目に見えている。米国民の避難民でいっぱいだと「席が満席になりました。日本人はすみません」となるのは十分予想される。



 政府は「棄民体制」を放置している。苦境に陥った国民を救えない、救おうとしない日本は主権国家の体を成していないと言える。そんな国家に国民は愛国心を持てないだろう。また諸外国は日本を軽蔑の眼で見るに違いない。

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