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7/22 仙石官房長官の天皇観 

 2010-07-22


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やない筆勝の Hot Information



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(産経新聞、阿比留記者の国を憂い、われとわが身を甘やかすの記」(7/22)より転載)



数日前のことですが、韓国の連合ニュースは16日に、韓国の太平洋戦争犠牲者遺族会と対日民間請求権訴訟団が同日、記者会見を開いて天皇に明成皇后殺害事件などに関する公式謝罪を求める訴訟を起こすことを計画していると明らかにしたと報じました。両団体はまた、「菅直人政権の仙谷由人官房長官が今月初め、韓国徴用被害者問題を解決しようという政府次元の前向きな立場を見せたのを肯定的に受け入れる」とも表明したとあります。やれやれまたか、ですね。



産経紙面や先日のエントリで触れた、仙谷氏の日韓基本条約とそれに伴う協定で「完全かつ最終的に」解決されている「戦後個人補償」について政府として再検討する考えを示したことに、早速反応していますね。これは予想されたことではありましたが、私がこの記事を読んでいて気になったのは次の部分でした。



官房長官である仙谷氏は、天皇を提訴しようというこの韓国での動きに、「友人」が積極的に関わっていることをどう考えているのでしょうか。さらに、仙谷氏が皇室についてどういう認識・意見を持っているのかも気になるところです。



などと漠然と考えていたところ、仙谷氏の今年1月8日の講演録をまとめた「鳩山内閣による行政刷新」という小冊子に、関連する記述があったので紹介します。以下のようなものでした。



《私は、今の天皇陛下を含めて皇室に何らかの底意を持っている者ではありません。むしろ天皇陛下あるいは皇太子殿下を含めて日本で最もリベラルな方々の集団だというふうに拝見しておりまして、そういうことで敬愛を感じている者の一人であります》



…これだけでどうこう判断するのは早計でしょうが、わざわざ自分から「底意は持っていない」と断っているところが、かえって含むところがあるのではないかと勘ぐりたくなります。また、「日本で最もリベラルな方々」ということで敬愛している、という言い方も屈折を感じさせます。私の穿ちすぎかもしれませんが、独特な言葉の用い方に引っかかるものがあるのです。



「リベラル」という言葉は、もともと言葉通り「自由主義的」という意味なのでしょうが、日本の政治用語としてはもっと別の使われ方をしていますね。社民党系の人が「リベラルの結集」を主張したり、自民党の加藤紘一元幹事長のようなタイプが「リベラル」を自称しているので、永田町で「リベラル」というとむしろ、左派的・社民主義的な政治思想・手法の意味で使われることの方が多い気がします。



《遺族会はこの(訴訟の)ためにマイケル・チェ、ロバート・スイフト弁護士、高木健一弁護士を選任した。》



ここで、過去エントリで何度も取り上げてきたあの高木健一弁護士の名前がまたまた出てきました。そして、この高木氏に関して、仙谷氏が7日の日本外国特派員協会での講演で「友人」として紹介したことや、共著もあることも以前のエントリで触れた通りです。



さて、仙谷氏はどちらの意味で使っているのか。最近は、菅直人首相よりも仙谷氏の方に興味・関心を覚えています。何を言っても底が浅く、すぐ背景が透けて見えるような菅氏よりも、仙谷氏の方がより「確信犯的」なのではないかと。仙谷氏はやはり今月7日の講演で、自身の全共闘体験に言及した上で、次のように語っています。



「全共闘のときの『孤立を恐れず』を政治の場でやると、すってんてんの少数派になる。政治をやる以上は多数派形成をやる」



つまり、本心・本音はある程度隠し、多数派形成をした上でやりたいことを実現するということですね。まあ政治家としては当たり前の考え方でもあるでしょうが、この人は多数派を形成して何をやろうというのか。隠しているようでいて、言葉の端々、用語(ワーディング)からうかがえることもあるので、注意深く見ていきたいと思います。

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