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瀕死のライオン 

 2010-06-08


スイスのルツェルンに、

「瀕死のライオン」という記念碑がある。

傭兵として戦死したスイスの若者たちの、

その追憶のために、建てられたものだ。




その身を槍で貫かれて横たわる、瀕死のライオン。

無宗教の者でも、無心論者であったとしても、

粛然たる思いに満ちる、そんな記念碑だ。




今でこそ、金融、精密工学、観光と、

とても豊かな国ではあるが、

かつて、資源小国であった貧しいスイスは、

傭兵の死するまでの奮戦によって、何とか支えられていたのだった。




「スイス傭兵隊」は、負け戦でも決して逃げず、最後まで戦う。

傭兵としての評判を落としたら、

もう、雇ってもらえなくなるからだ。

だから、フランス革命で、近衛兵が逃げ去った後でも、

全滅するまで戦ったのである。




スイスが生きていくために。



彼ら非命に倒れた傭兵たちの、その尊い犠牲を決して忘れないために、

この「瀕死のライオン」が、世々守られてきたのだ。




今後、わが国からも多くの若者が、

各種紛争の地へと赴くことになろう。

その際に尊い犠牲が出る可能性も否定できない。




さらには今、尖閣や先島諸島など、

直接、侵略の危険にさらされている。

有事の防衛戦闘も、ありえない話ではない。




その時、果たして日本人は、

「瀕死のライオン」に象徴されるような、

感謝と尊敬の心を、彼らに捧げられるであろうか。




現状、政治家は卑怯にも、何も判断も命令も下さない。

現場の指揮官に責任を全てかぶせ、

問題を先送りしているのが実態だ。




政治の断固とした決断なくして、

死地に追いやられる自衛官や、哀れ。




それゆえに、

国家の危機に際して、断じて決断する政治家が求められる。


「瀕死のライオン」は、我々日本人に、こう語りかけている。

死地に赴く勇者たちに対して、感謝と尊敬をこそ向けよと。




そして、こうも断言するだろう。



国難に備えよ!

国家の気概を取り戻せ!と。



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