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5/5 そろそろ目を覚ますと 

 2010-05-05

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やない筆勝の Hot Information


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【解答乱麻】北海道雄武町立雄武中学校長・長野藤夫


産経新聞5月3日より転載)


北海道教育委員会は、教職員に対する服務調査を実施する。私はその決断を支持する。事務局の長たる教育長が不退転の決意で決定したのだ。臆(おく)することなく貫徹していただきたい。任命権者が腹を決めて、最後の最後まで梯子(はしご)を外さずきっちりと支え、確実に骨を拾ってくれるというのであれば、校長はたとえ火の中であろうと突入していく準備はできている。だからこそ校長なのだ。「行き過ぎだ」「批判も」などと職員団体を擁護するかのようなことを言っている地元報道機関もあるが、首をかしげざるを得ない。公僕たる公務員の違法行為に関する調査なのである。国民、道民からすれば、これでも足りないというのが普通の感覚だ。世論は間違いなく道教委に味方している。


一般教員であったころ、私は紛れもなく自分の目で見てきた。職員団体の政治活動、選挙運動。この事実はどうにも隠しようがない。彼らは選挙運動のことをあろうことか「道徳」と呼んでいた。そして候補者のビラ配りなどの指示も勤務中に毎朝行われる「組合朝会」で行っていたのだ。


勤務時間中や、学校の機材を使っての組合活動も然り。私は目の前で見てきたのである。かつて勤務していた学校には職員団体の幹部がいた。担当授業時数は週にわずか8時間。しかも午後からは毎日「別の場所」に「勤務」していた。その当時、非組合員の私の持ち時数は週に20時間。組合の他の役員は15時間程度だった。この差は要するに勤務中に組合の仕事をするための「配慮」だったと考えるのが自然だろう。 


このようなことができたのも、本来であれば校長が責任をもって行使すべき校内人事権を「民主的」の美名の下に奪い取り、職員団体の意のままにしていたからである。


調査について四の五の言う前に、こうしたことが果たして教育公務員としての矜恃(きょうじ)や法令に照らして適切なのかどうか、胸に手を当てて考えてみればいい。自ら反(かえり)みて縮(なお)くんば千万人と雖(いえど)も吾往(われい)かん、である。それが公明正大であると言うなら、調査を拒否する理由はどこにもあるまい。小細工せずにありのままを回答し、その是非を堂々と世に問うてみたらよかろう。


そろそろ目を覚ますべきときがきたと言わなければならない。瓜田(かでん)に履(くつ)を納(い)れず。李下(りか)に冠を正さず。子供たちに胸を張って言えないようなことをすべきではない。我々は一人残らず、そんなことをするために教師になったのではなかったはずだ。教師は、子供に人の道を指し示すという恐ろしい仕事を生業としているのである。子供にとってどれだけ価値のある実践をつくりだせるか、ということこそが仕事の指標なのだ。その心を、もう一度取り戻してほしいと願う。


最後に、北海道の教師の名誉のために言っておきたい。多くの教師は、まじめにがんばっている。本校の教師たちも、新しい年度が始まって間もない現在、毎日必死に授業づくり、学級づくりに没頭している。


「疲れているけれど、充実感がまさっています」


こんなすばらしい教師たちが目の前にいるのだ。



【プロフィル】長野藤夫


ながの・ふじお 昭和37年生まれ。民間企業勤務を経て中学校教師に。TOSS中学網走みみずくの会代表。


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