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5/18 「非理法権天」 

 2010-05-18


楠木正成がその軍旗に記したといわれている有名な言葉に、

「非理法権天」があります。




非道なものは理にかなうものには負けて、

理にかなっていても法律には負け、

法律は権力に負けて、

権力は天意には負ける、といった意味でしょうか。




現代の日本人には、あまりピンと来ない思想です。

なぜならば、日本は完全な法治国家だからです。




法律によって国民の権利は守られていますし、

法律を犯さない範囲での自由は、完全に保護されています。




政府であれ自治体であれ、いかなる権力者であっても、

法律の範囲内で行動するのは当たり前で、

それに反すれば検挙されて罰されるのは当然です。

この意味においては、法の下に万人は平等です。




これが隣国の中国になりますと、全く異なります。

歴史上、法治国家であったことは、一度もありません。

法律が存在しても、権力がそれを踏みにじるのは当然のことであり、

法律や不文律など、守る方が馬鹿を見る、といったマインドに直結します。




ですから、訪日した中国人が驚くのです。

日本人のモラルやルールを守る姿に。

ホームに線が引いてあれば、

日本人ならば黙ってそこに並ぶでしょう。

その光景は、「中国ではありえない」と驚くのです。

それは上海万博での騒動を見れば、違いが明白になるはずです。




日本は、かように高度に成熟した社会を形成しています。

法治国家であることは、当たり前のことではないのです。




しかし、ここに来て、「あれ?」と思わされるようになりました。

「法」が「権」に負けそうに見えて仕方ありません。




首相と政権与党という日本のトップ二人が、

政治資金規正法の疑惑で泥にまみれています。

しかもそれをマスコミも法曹も糾弾しようとしないで、

事実上、不問にふそうとしているように見えるのです。




このまま、「法」が「権」に負けていいのでしょうか?

これでは、社会システムが先祖がえりをしかねません。

日本のトップがモラルと法を踏みにじりつつあるのです。




これを、子供達にどう教えましょう。

権力者が守ろうとしない、法律やモラルを、

どうやって子供達に強制できましょうか。




法治国家としての根幹が揺らぎ、モラルが崩壊する姿を見たくはありません。

自らの進退を潔くしないならば、

そんな為政者は、国民が引きずりおろすべきです。

これは政策の内容や、行政能力の高低などという問題よりも、

もっと根本的で致命的な、国家としてのモラルハザードそのものなのです。




「非理法権天」



「天」は断じて見過ごしません。

「権」の大悪を。









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