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5/21「天安」沈没、北の雷撃による 

 2010-05-21
韓国海軍のコルベット「天安」の沈没原因が、北朝鮮の魚雷攻撃であることが、ほぼ判明した。

戦死した韓国海軍将兵に哀悼の意を捧げつつ、多少の論評を試みたい。



第一に、この極東は戦争状態にあり、我々が現在感じている平和とは、幻想に過ぎない。

アメリカ政府が主張しているように、北朝鮮による「天安」撃沈は、明白な休戦協定違反である。朝鮮戦争は終戦ではなく休戦したままで、厳密には南北間は戦争状態にある。ただ長い期間休戦しているだけだ。東京から沖縄に行くよりも近い海域で、現に今、魚雷攻撃を受けて撃沈される軍艦があるのだ。日本人の平和ボケは未曾有の水準にあるといえよう。



第二に、韓国海軍の技量と士気に、残念ながら疑問符がつくことだろう。

北朝鮮による奇襲を許し、艦艇を喪失した意味は大きい。

潜水艦の行動が制約される浅海面で、北朝鮮の潜水艦(潜水艇?)の接近を探知することができず、発射された魚雷の航走音も探知不能で、「何が起こったかわからない」奇襲を喫したのだから、技量と士気の低下は覆うべくもない。現場海域が、完全に平和な海ではなく、南北の小競り合いが続いた「戦場」であるのだから、奇襲を受けた言い訳は通用しない。



第三に、この戦闘は偶発的ではなく、計画的な攻撃だったことだ。

北朝鮮は、確信犯的に明白な攻撃意図を持ち、「天安」を撃沈した。

その意図は、




1.これまでの小競り合いで北側が負け続けたことへの復讐。

2.米国との対話再開への圧力。

3.国際社会の注目を引き、援助を獲得する。

4.韓国政府の危機管理能力への「探索射撃」。

5.アメリカ政府の出方を見る。

6.南を挑発して開戦に追い込む。




といったところであろうか。

いくら証拠を積み上げられても、シラを切通せば、

韓米ともに強硬手段は取りにくい。なかなかしたたかな作戦行動である。



第4には、北には失うものは一つもないが、南には守るべきものが多すぎることだ。

北朝鮮の保有する豊富な地下資源は、ここ数年で8割方、中国のものとなってしまった。

端境期を越す食料すら不足していると聞く。もともと国民が飢えようが死のうが、北朝鮮政府には痛くもかゆくもない。戦争で南の食料と富を手に入れられれば言うことなしであり、逆に北朝鮮国民がどれほど生命を落としても、何も感じないのが北朝鮮政府である。




生活に苦しむ北朝鮮の庶民ですら、「戦争をした方が楽だ」と、南侵を期待している。

逆に韓国には、北と事を構えることで、得るものは何も無い。地下資源の利権は中国に奪われ、そこに住むマンパワーも、社会保障の対象でしかない。南侵に抗し切れなければ、北の奴隷化が待っているし、逆に北に大勝利しても、不毛の大地と人民を抱え込むだけの結果となる。




「天安」沈没後に韓国大統領が、急遽訪中したのも、北の暴発を恐れて、パトロンの中国にお願いしに行ったとしか思えない。断固とした反撃を考えるならば、訪中ではなく訪米するはずであり、それができないのは、韓国が「戦う状態にない」ことを意味する。



第5には、第二朝鮮戦争の危機が高まったことだろう。

北朝鮮は、韓国政府に揺さぶりをかけて、開戦の口実を得ることを考えているかもしれない。北朝鮮の現有兵力で、ソウルを陥落させるのは可能だと考えている。かつては38度線とソウルの間に駐屯していた米第2歩兵師団は、すでに後方に下がってしまった。これで、北の何侵に米軍が自動的に参戦することはなくなった。電撃作戦と特殊作戦で首都ソウルさえ占拠できれば、ソウル市民を人質にして、南北統一政府を誕生させることは可能である。

米軍の介入も不可能であり、なんらの手も打てないだろう。その後に待っているのは、数百万にも及ぼうかという、大量の粛清だ。



このように、今回の「天安」撃沈は、朝鮮半島の大乱の可能性を示唆する。日本としては、韓国政府をバックアップし、北による統一を何としてでも阻止する必要がある。この極東に戦雲が湧き上がりつつあることを肝に銘じ、現在、日本国民が浸かっている「空想的平和」のぬるま湯から一刻も早く上がり、透徹な理性の目で、この極東の困難な国際情勢を眺め、対処することをお勧めしたい。



平和は、時として、果断に守り抜かねばならない。




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